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ケアマネが行うアセスメントのポイント!アセスメントの効率化の方法を解説

gorori
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ケアマネの困るポイントの一つ、初回のアセスメントです。

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面談で本人に会っても何から聞けばいいのか。
そもそも、全部聞く時間もないし、話をまとめるのが難しい。
聞き取りながらメモするなんてもう無理!

アセスメントでは数々の悩みがあります。

アセスメントは難しい技術です。
苦手で避けたいと思っているケアマネは本当に多いです。

  • いきなり全部の内容を聞かなくていい。
  • 最初から完璧なアセスメントは作れない。

そんなことは何度も聞いています。

実際、プランを作るとしっかり聞く必要があります。
抜け漏れがあることも多いです。

いくら慣れても、アセスメントで完璧な方法はありません。
人の生活は結局、十人十色です。

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難しいアセスメントでも、知識をつけてマニュアル化することが可能です。

この記事でわかること
  • アセスメントの際、効率的に合格点を出せるポイント解説

アセスメントのポイントをしっかり押さえて苦手でもある程度形になるアセスメントを行うための記事を書いています。

アセスメントなどの技術的な部分はOJTを行いながら覚えていくことが一番の近道です。

OJTのために社内教育マニュアルが整備されていれば確認してみてください。
それを読みながら知識をつけていきましょう。

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自分ひとりでもアセスメントの視野を広げるため、スキルアップを考えていくことも効果的ですよ。

ケアマネが行うアセスメントの意味

面談

アセスメントは利用者の状態を聞き取りなどを通じて、課題を確認していくことです。

アセスメントで確認すべき、「現状」と「今後の展望」
  • 現状に対して、どのような課題があるのか
  • 現状に対して能力向上等の見通しはどうなのか
  • 生活の質を上げていくために必要な要素は何か
  • 今後、年齢を重ねていくことでどのようになってくのか
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ケアプランでは今後の展望を目指していくことになるのでアセスメントが重要ですね。

アセスメントは今後の展望をしっかりと見つめながら未来に向けて考えを巡らせる行為といえます。

アセスメントの見通しがしっかりしていることで今後の展望がはっきりと具体的になります。

アセスメントはケアマネジメントの土台であり、重要視される部分です。

アセスメントのポイント

ポイント

ケアマネはアセスメントでまず情報を収集していきます。情報を闇雲に聞いてもまとまることがありませんのである程度ポイントを絞って聞き取りをしていきます。

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基本的にはアセスメントの決められた項目に沿っていくことになります。

アセスメントは23項目の調査項目に分かれておりそれを網羅することがケアマネのアセスメントでは必須となっています。

23項目は抜け漏れなく確認していきたい項目となります。

23項目は以下になります。

1  基本情報(受付、利用者等基本情報)

2 これまでの生活と現在の状況

3 利用者の社会保障制度の利用情報

4 現在利用している支援や社会資源の状況

5 日常生活自立度(障害)

6 日常生活自立度(認知症)

7 主訴・意向

8 認定情報

9 今回のアセスメントの理由

10 健康状態

11 ADL

12 IADL

13 認知機能や判断能力

14 コミュニケーションにおける理解と表出の状況

15 生活リズム

16 排泄の状況

17 清潔の保持に関する状況

18 口腔内の状況

19 食事摂取の状況

20 社会との関わり

21 家族等の状況

22 居住環境

23 その他留意すべき事項・状況

この23項目をいかに効率よく、抜け漏れなく深く聞き取るかがケアマネのアセスメントの能力とも言えます。

事前情報の活用

情報の活用

ケアマネはある程度、事前情報をもらえることが多いです。

事前情報を得られる機会の一例
  • 家族
  • 相談者
  • 地域包括支援センター
  • 民生委員
  • その他

ある程度の困りごとがここで確認できることが多いです。

この段階で23項目の内いくつかは面談前に埋めることができます。

事前に23項目を埋めておいてアセスメントの面談に向かうことは大きな効率化になります。

アセスメントシートの検討

アセスメントツール検討

アセスメントシートを埋めることを考えて非効率な聞き取りになることがあります。

アセスメントシートは情報をまとめるツールです。聞き取りの際にシートを埋めることを目指すと聞き取りが不十分な項目が出てきます。

アセスメントシートの様式は決まりがありません。自由に選ぶことができますので自分で好きなシートを選んでください。

アセスメントシートを独自に作る事業所も多く、使い勝手の良い風にカスタマイズされていますよ。

参考資料

アセスメントツールの利用を詳しく説明している記事があります。

ケアマネのアセスメント方法!【聞き取り漏れ】を減らすための方法を解説
ケアマネのアセスメント方法!【聞き取り漏れ】を減らすための方法を解説

所属先の事業所によっては決められた書式があると思います。特に定めが無い事業所であれば独自書式を作ることも検討してみてください。

適切なケアマネジメント手法の手引きの活用

活用方法

適切なケアマネジメントの手引き(以下「適ケア」と表記)はケアマネジャー全体の質を上げようと2020年に作られた手引きになります。

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ケアマネはずっと「質が悪い」「上級者と初任者のレベル差が大きい」「人によって能力がバラバラ」など言われたい放題でした。

ケアマネジメントの質がばらついていたので、標準以上に持っていこうとして作られたものです。

適切なケアマネジメント手法の手引きに書いてある内容
  • 基本情報の確認
  • 基本情報から考えられる予後の予測
  • 疾患の確認
  • 疾患に応じた対応
  • 疾患に応じた予後予測

以上のことをまとめて今後の「見立て」を立てて支援していく。そのポイントが書かれています。

「適ケア」では今までの先人達の職人技「見立て」を誰でも使えるように手引きにしています。

「適ケア」を一度確認して知識をつけることである程度、アセスメントの見立てが立てられるようになります。

アセスメントのポイントを抑えることが苦手であれば「適ケア」を確認して手法をものにしていくことが近道になります。

参考資料

「適切なケアマネジメントの手引き」の使い方は別の記事で詳しく紹介しています。

【適切なケアマネジメント手法の手引き】を使ってニーズを引き出す方法を解説!
【適切なケアマネジメント手法の手引き】を使ってニーズを引き出す方法を解説!

アセスメント効率化ポイントのまとめ

まとめ

ケアマネのアセスメントは肝ですが、難しいです。

しかし、ポイントを押さえて情報を収集することで効率化になります。

聞くべきところを押さえて、「適ケア」を活用することでかなりの効率化ができるはずです。

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経験があれば「この利用者にはこの辺りを聞こうかな」と感覚的にわかるようになっていきますが、初任者では難しいですね。

コツコツやっていくしかありませんが、以下のことを意識してください。

  • 事前情報を入手。事前にまとめる。
  • 「適切なケアマネジメント手法の手引き」を活用する。

自分自身のスキルを向上することで視野がかなり広がりますのでスキルの向上を狙っていくことも効果的です。

ケアマネはケアマネの資格から取得できる資格も多いのでぜひ、自分のスキルアップも考えてみてほしいと思います。

参考資料

アセスメントや情報収集の質などを向上するためには自分の根本的なスキルアップが不可欠です。
スキルアップを検討してみてください。

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